プルタミナが2018年1月1日からマハカム鉱区の操業を開始

以下の抄訳文は、インドネシア国営石油会社 PT Pertamina (Persero) が管理・運用する「Siaran Pers(News Release)」ページに記載されている事項(以下「原文」)を理解するための補助資料です。当翻訳文と原文に相違がある場合には、原文の記載事項が優先します。
原文: 1 Januari 2018, Pertamina Resmi Kelola Blok Mahakam

2018年1月1日 01:01

バリクパパン発 – インドネシア国営石油会社 PT Pertamina (Persero)(以下、プルタミナ)は新年を迎えるにあたり、ボルネオ島バリクパパンに位置するインドネシア最大の天然ガス生産鉱区マハカム鉱区がTotal E&P Indonesia(以下、TEPI)からプルタミナに操業移管され、歴史的な転換点を迎えたことを発表しました。

マハカム鉱区の正式な操業移管のプロセスは、TEPI及び国際石油開発帝石(以下、INPEX)が所有する操業権をアミエン・スナルヤディ(Amien Sunaryadi)が主管する政府の石油ガス上流実行特別部局(以下、SKK Migas)に返還後、プルタミナの上流担当取締役シャムス・アラムが主管とするプルタミナへ移管することです。

東カリマンタンのマハカム鉱区はTEPI及びINPEXが50年にわたってオペレーターを務めてきましたが、本日、プルタミナの子会社であるPertamina Hulu Mahakamが操業を開始することとなりました。

SKK Migas局長のアミエン・スナルヤディは、インドネシア最大の天然ガス生産鉱区であるマハカム鉱区はインドネシアの天然ガス生産のおよそ13%を占めますので、以前のような操業努力を怠ってはいけません、と述べています。

「インドネシア政府を代表し、我々はマハカム鉱区の契約コントラクターとしてTEPIと同社パートナーであるINPEX Indonesiaの尽力に感謝の意を評します。2017年12月31日以後の同鉱区の継続操業を監督するため、結果として2年にわたる準備期間を経てすべての移管作業が完了しました。SKK Migas、Pertamina Hulu Mahakam そしてTEPIは移管がスムーズに進むよう協力でき、結果として、同鉱区での原油・天然ガスの生産と操業を継続するに至りました」とアミエンと述べています。

一方、プルタミナの上流担当取締役シャムス・アラムは、操業移管の期間中にプルタミナが多大な努力を惜しまず、あらゆる関係者との調整を行ったと報告しています。プルタミナは国営企業として国家事業であるマハカム鉱区の操業任務を最大限に果たすことになります。同鉱区は2003年から2009年時の生産量ピークを過ぎており、生産監視を確実に行う必要があります。操業コストをコントロールし、操業中のQHSSE(品質、健康、安全、保全、環境)の促進を図ります。

「操業及び生産の継続を監督するコミットメントとして、本日までに、2017年6月から12月までの目標として定めた15油井の掘削を実施しました。また、TEPIの従業員のプルタミナへの移行はすでに98.23%に達しています。マハカム鉱区の生産活動を継続するため、3社間で12.7億米ドル相当の530もの既存契約の業務契約の調整も行いました」とシャムスは述べています。

喜ばしいことにプルタミナが実施した掘削作業は概算予算よりも23%コスト効率がよく、25%迅速に実施することができ、120%増となる埋蔵量の発掘、埋蔵密度の増加も115%となりました。これらすべての実績は努力の証明であり、前向きに業務を推進する従業員の協力によるものです。

同鉱区における継続生産に向けたプルタミナの確実なコミットメントは、探査・開発・生産活動に向け2018年に17億米ドルを超える予算を充当したことからも明らかです。

2017年11月のSKK Migasのデータから、マハカム鉱区は原油とコンデンセートを日量52,000バレル、日量13億6千万立法フィートの天然ガスを産出します。そのため、マハカム鉱区の潜在力はまだ十分にあると考えられます。2016年1月1日に確認された埋蔵量は天然ガスが4.9TCF(1兆立法フィート)、原油が5,700万バレル、コンデンセートが4,500万バレルです。

マハカム鉱区におけるプルタミナによる操業を通じて、2018年のインドネシア国内生産の原油・天然ガス生産の30%以上を占めることになります。

SKK Migasによる2018年の業務・予算合意において、Pertamina Hulu Mahakamの生産目標が、原油が日量42,010バレル、天然ガスが日量916 mmscf(百万立法フィート)と設定されました。これは69の油井、132油井の改修、5,623油井の修繕、そしてマハカム鉱区の5つの石油・天然ガス採掘エリアの改修計画(POFD : Plan of Further Development)の達成目標が含まれています。

マハカム鉱区移管の経緯について

マハカム鉱区のパートナーシップ契約は、TEPIとINPEXによって30年の契約期間で1966年10月6日に締結されました。1970年後半、TEPIはINPEXの参画を実現することによってオペレーターになりました。1991年、TEPIは同契約を2017年3月30日まで20年間の延長に成功しましたが、契約は9ヶ月伸び、2017年12月31日までとなりました。結果的にLNGの販売契約は2017年12月31日まで延長されました。

マハカム鉱区の契約が終了する以前から、同鉱区の参画企業の契約は契約調印時のサイン・ボーナスから資源埋蔵鉱区の放棄・復元(ASR: Abandonment and site restoration)に至るまで、すべての財務上のコミットメントも終了していました。

TEPIは地質・地球物理データ(G&G)およびその他のデータも2015年から2017年にかけて少しづつ返還する予定です。その他、契約終了時に未終了の義務を全うする約束をしました。

マハカム鉱区の操業移管の結果は、国のエネルギー供給を維持しながら、世界クラスの石油ガス企業としてプルタミナ自身が証明していくこととなります。そのため、政府、すべての重要な関係者、特に地方政府や社会の支持が欠かせないことは言うまでもありません。